先月23日勤労感謝の日、講道館で開催された全日本産業別柔道大会に出場した。グランドスラム東京等の出場がない僕にとっては今年最後の大会だった。
この大会、普段ライバルである実業団同士がチームを組み、試合に挑むという面白い大会である。さらには親睦を深める場でもあることから、緊張感の中にも和気あいあいとした場面もみられる。
具体的には、全国の実業団柔道部の所属企業を産業別に分類して、それぞれの部から選手を出し合い、12人制の団体戦を行うのだ。例えば繊維チームは旭化成・東レ・テイジンなど、警備チームはアルソックやセントラル警備などでチームが組まれる。そのようにして他に、医療、電機、鉄鋼、運輸、エネルギー等々10チームが作られる。さて、我々パーク24柔道部は何チームに分類されるかというと「食品・印刷・サービス」チームである。去年まではサービス=パーク24、食品=東洋水産、印刷=ダイコロ、でチームを組んでいたが、今年は東洋水産に代わり、日本エースサポートが加わった。
結果、旭化成を主力とする繊維チームを決勝で倒し、2年ぶりの優勝。僕は予選リーグでの一試合と決勝戦の二試合に出場した。結果は一勝一分。予選リーグでの一勝はいいとして、決勝、ポイントを取らなきゃいけない場面で逃げる相手を攻めきれず引き分けてしまった。後半でエースサポートの選手が踏ん張ってくれたおかげでなんとか優勝できたから良かったものの、展開としては僕の取れなかった一点のせいでチームが負けるところだった。団体戦の面白さと怖さを改めて感じた一日であった。
そんな感じで今年最後の大会を個人的にはあまり良い形で終えることが出来なかった。講道館杯に引き続き、なかなか厳しい結果である。年末少しだけゆっくりして、年明け、今度は全日本選手権に出られるようにまた一から努力していきたい。