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チャリトレ

6月頃だったか、よく晴れたある日の午後、パーク24柔道部の先輩二人にチャリ(自転車)トレーニングに誘われた。思わず「マジですか?」と聞いてしまった。その先輩たちが“自転車”を一つの趣味にしていて、普段は乗らないような物凄く良いロードバイクと装備を持っていることを知っていたからだ。僕も自転車は好きだけど、当然そんなに本気で向き合ったことはなく、普段そこらで乗る用のそこそこなマウンテンバイクを持っているだけ。先輩たちのペースに付いて行く自信がなかったのだ。それで、なんとかやんわり断ろうとしたが、先輩の情熱と「ペースは合わせるから」という言葉に負けて、ご一緒させてもらうことにした。
しかし、いざ集合してみると、案の定先輩たちの装備の凄さに笑ってしまった。自転車のレベルの違いは置いておくとして、二人とも競輪選手のような全身ウェアにヘルメットとサングラス、専用の水筒まで持参している。一方僕は普通のトレーニングTシャツに短パンである。当然ヘルメットもサングラスもない。あまりの温度差に、一緒に走っていても、傍からは一緒のチームには見えなかったことだろう。

武蔵小山駅近くの柔道部寮を出発し、まず国道一号線を南に下った。平日の午後、車の通行量もあって、それほどスピードを出せるものでもない。それでも僕は、ハイスピードでのハンドル操作を誤り、一度盛大にこけた。車道と歩道の数センチの段差が超えられなかったのだ。膝こぞうを擦りキズができた。自転車で転ぶなんていつぶりだろう。痛みや恥ずかしさよりも、何となく懐かしい気持ちになった。
国道一号線を多摩川まで下り、今度はその河川敷を上流に向かって走った。ここは自転車道として整備されているので走り易く気持ちが良い。この季節特有のちょうどいい太陽を浴びながら、川と草の匂い漂うコースを全速力で駆け抜けた。中原街道で河川敷を降り、北上、寮に帰った。
だいたい平均時速20~30㎞で15㎞ほど自転車を漕いだようだ。

この自転車の旅、いちおうトレーニングという言い方をするが、僕らにとっては気分転換のための軽い運動。普段のランニングやウエイトトレーニングなどと比べると負荷はだいぶ軽い。練習がキツくて集中が切れそうな時、ちょっと身体を動かしておきたい時に最適なメニューだ。
実際僕もこれ以来、何度か一人で自転車を走らせている。今度、地元青梅から奥多摩にかけて、自転車での山登りでもしようかと考えている。もちろん、転ばないように細心の注意を払って。

左から吉井先輩、海老沼先輩、自分