今週のブログ当番、海老沼匡です。「今週ブログ当番だからよろしく!」と担当の方から言われ、なにについて書こうかな!?と考えていました。最近、なにか出来事あったかな〜と思いを巡らせ、考えていると思い浮かんでくるのは、柔道のことばかり。
4月に代表に選んで頂き、それからの日々は、強くなるにはどうしたらいいか?オリンピックで勝つためには?そのことばかりを考え、柔道の練習に励んでいます。僕に期待し、代表に選んでくれた先生方に結果で恩返しをするため、日々を過ごしています。
そのために僕が始めたのは、何事も受け入れること。現状に目を背けず、決して逃げないこと。現状を受け入れ、その解決策を探し、行動すること。それがオリンピックにむけて、大切な第一歩だと考えました。その第一歩から始まり、二歩、三歩と歩んでいき、8月には、強く、逞しい、自分になる。今の僕は、弱いかもしれない。代表にふさわしくないかもしれない。でも、8月までには、必ず日本代表としてふさわしい、オリンピックチャンピオンになれる、そんな自分をつくっていきます。
堅苦しい文で、決意表明みたいになってしまいましたが、普段からサポートしてくれている妻や、兄、監督や会社の方々に感謝し、日々前進していこうと思います。これからも変わらぬご指導、ご声援をよろしくお願いします。
話は変わりますが、僕は、相撲の横綱、白鵬関が大好きです。白鵬関の本を読み、TVで取り組みを観るうちに、白鵬関の気迫溢れる姿にファンとなってしまい、いつか両国国技館で取り組みを観たいとずっと思っていました。そのことを知り合いに話すと「一緒に観に行こうよ」と言って頂き、5月場所、両国国技館に相撲を観にいくことができました。
念願の両国国技館での取り組みは、柔道の試合会場とは少し雰囲気が違い、新鮮な気持ちで観ることができました。また、生で観る白鵬関は、本当に勇ましく、僕が観に行ったその日も相手を寄せ付けず、隙のない、圧勝というのにふさわしい取り組み内容でした。凄く良い刺激を頂けたと思います。そんな白鵬関の本に書いてあった一句を皆さんにご紹介します。
「結果が思うように出ず、迷ったとき、苦しいときは、基本に戻れ。」
この一句には、たくさんの意味が込められていると僕は思います。白鵬関も下積み時代、相撲の基本である四股をひたすら行い足腰を鍛えたそうです。そんな白鵬関は、横綱になっても基本の四股を怠らず、四股を行い自分を見つめなおすと書いてありました。横綱にもなれば、たくさんの技術と戦略があると思います。ですが、土台となる基本の動作に立ち返り、自分を見つめなおし、基本動作に励む。それは、凄く大切なことですが、見逃しがちなことでもあると思います。基本に立ち返って、地味だけど一番厳しい稽古を行う。それは、相撲だけに限らず、柔道にも通じているなと感じました。僕は、白鵬関のそんなところが大好きでとても尊敬しています。同じスポーツ選手として、良いところをたくさん見習って、僕も横綱、白鵬関に少しでも近づきたいと思っています。
8月7日。オリンピックで優勝するために全力で練習に取り組み、考え、日々を過ごしていきます。あのオリンピックという最高の舞台で、最高に輝き、最高の笑顔を皆さんに届けたいと思っています。
僕の所属する会社から髙藤選手も共に出場するので、重ねてご声援の程、よろしくお願い致します。