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選手ブログ

人間力なくして競技力向上なし

今回のブログ当番は、海老沼匡が担当します。よろしくお願いします。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?みえない敵と戦っている現状は、非常に厳しいものがありますが、感染予防を徹底し、自分のため、みんなのための行動を心がけましょう!

さて、今回私が記すのはコロナウイルスによる自宅待機期間中、日々のトレーニング以外で取り組んだことについてです。
自宅待機中に多かったのがオンラインでのミーティングでした。
日本を元気にするため、柔道界を盛り上げるために、様々なプロジェクトが企画され、たくさんの方に「一緒にやらないか」と声をかけていただきました。それらのプロジェクトに参加する際に行われたのがオンラインでのミーティングでした。私はこれまでにも、ミーティング(会議)や講義などに参加することはありましたが、苦手だったのが意見を言うことや質問をすることでした。会議や講義では内容を理解しようと必死で、意見や質問などを考える余裕がありませんでした。でも他の人は、会議の中で自分の意見が言えたり、講義の最後に質問をしたりと、すごいなーといつも感心している自分がいました。
これは、以前参加した私が好きなスポーツ選手の講義での出来ことです。その選手が好きで、その選手の本も読みました。講義中は夢のような時間で、本には書かれていなかった新しい考え方など、たくさんの学びがありました。ですが、いざ質問の時間となったときに、なにを質問していいかわからず、上手な質問ができませんでした。好きな選手が目の前にいるのだから、なにか質問したい!そう思ったのですが、良い質問が思いつかない自分に「なんでだろう?」と、疑問が浮かびました。
そこで私は、会議や講義の場で意見や質問できるようになりたいと思いました。それからは、会議や講義のときに話を聞くのはもちろん、他の方の質問内容も注意して聞くなど、できることから取り組みました。
また、これらのことを友人に話すととても良いアドバイスを頂きました。
そのアドバイスは、まず聞くだけでなく少しでも疑問に思ったことをメモすること。ただ、これをすると粗探しになってしまう場合があるため、そうならないように注意しながら行うこと。屁理屈も絶対にダメ。質問するのが怖いときは、講義を一緒に受けた人に、質問しようとしている内容を見てもらうなどして自分の考えを確認するといい、というものでした。
そのアドバイスを聞き、早く試してみたい!そう思うようになりました。それからは、会議や講義の時間が少しずつ楽しみになっている自分がいました。
そんな中やってきたコロナウイルスによる自粛期間。オンラインでのミーティングで意見を求められる場面や、疑問に思ったことを質問する機会が訪れました。
私は、これまで取り組んできたように、話を聞くだけでなく、なぜ?どうして?と思いながら聞くようにしました。すると少しずつですが、疑問に思うことが増え、質問できるようになりました。質問することで以前よりも理解することができ、たくさんの情報を得ることができるようになりました。
これは、本当に小さい一歩かもしれません。ですが、しっかりと話を聞き、意見や質問をすることは人として成長する上で、とても大切なことだと私は思っています。私はこれからも、人として成長するために、必要なことを取り入れ、苦手なことを一つ一つクリアしていくことを意欲的に行っていきたいと思います。
ここで一つ、橋本聖子さんの言葉を紹介します。
「人間力なくして競技力向上なし」

 

この「人間力」という言葉はとても難しく、奥が深いものだと感じていますが、これからたくさんの困難を乗り越えていくために、日々学び、少しずつ身につけていくものだと思っています。
ちなみに私は「これ苦手だなー」と思う事柄をみつけるとなんだか嬉しくなります。苦手を克服することで、成長できるからです。その課題に挑戦するときは、「また成長できる」と自分に言い聞かせています。柔道も一緒です。課題を一つ一つクリアし、苦手を克服していく。人として成長するために、私にとっては柔道も必要不可欠です。
皆さんも苦手なことをみつけたら、どんどん挑戦してみてください。クリアできたときには、必ず成長した自分を感じられると思います。