入社一年目の清水健登です。
世間はハロウィンで盛り上がっていましたが、
柔道部員はハロウィンなんて楽しむ時間も体力も余っていません。
むしろそんな事する暇があるなら練習せえよ!って話です。
だから柔道部員とは無縁です。
そんな中、悲劇は起きました。
僕がいつものように夜中めっちゃハードなトレーニングをして疲れ果ててなんとか寮に帰ってくると、寮の前に、馬のコスプレをしたごっついおっさんが四つん這いになって、何かを訴えるかのように、こっちをじっと見つめていました。
最初は柔道部がハロウィンを楽しむ余裕がないのを、冷やかしに来た人かと思いました。
でも、あの身体のゴツさと馬顔はどう見ても、三期生の小林雅司さんでした。
小林さんは実業団の個人戦で、消極的指導を貰って負けたので、来年に向けてもう攻める姿勢を見せていました。
僕も小林さんを見習い、攻める姿勢を忘れずに、来年の実業団は何が何でも勝ってやろうと思います!