春がきました。3月といえば、卒業。4月といえば、入社。
終わりがあるから始まりがある。同じ人事部所属だった青木勇介先輩が退社となり、青木ロスのダメージを受けている三期生の海老沼匡です。笑
終わりと始まり。それは、今の私にとって凄く心に響く言葉です。
それは、リオデジャネイロ・オリンピックまでの四年間が終わり、東京オリンピックに向けた四年間が始まった、まさにその時だからです。
最初に東京でのオリンピック開催が決まった際には、深く考えることはなかったのですが、今になってその凄さを感じています。
人生80年と言われる中、現役の選手として自国開催のオリンピックを迎えられることは、たぶん一生に一回のことだと思います。そんな奇跡のような出来事に直面でき、私は凄く幸せ者だと感じております。皆さんも、なんらかの形で東京オリンピックに携わってほしい。それだけの価値があると私は思っています。どんな形にせよ、私は覚悟をもって東京オリンピックまでの日々を過ごしていこうと考えています。
そんな私は、4月1日、2日に福岡県で行われた全日本選抜柔道体重別選手権を欠場しました。それと同時に8月にハンガリーで行われる世界選手権の代表権もなくなりました。選手としては複雑な気持ちですが、いち柔道ファンとして試合を観戦するのは、すごく楽しみです。
今年は、柔道ファンとしてしっかりと試合を観戦し、たくさんの刺激を受けながら人間的にも大きく成長できるようにしていきます。
オリンピックで負けた理由を探し、見つけ出し、克復するために。
