コーチ兼キャプテンの海老沼匡です。
11月11日、12日に行われる平成29年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会に向けて、練習浸けの日々をおくっています。階級変更をして新たにスタートをきった私は、どうしたら強くなれるか?どうやったら勝てるか?を日々考えています。新しい挑戦にワクワクしながら、結果を出すために覚悟をもって講道館杯に挑みたいと思います。全力で戦いますので応援の程、よろしくお願い致します。
さて今回は、10月28日、29日に行われた平成29年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会の視察に行ってきましたので、そのことについて書きたいと思います。
この大会は、全国の大学生が階級別に分かれ大学の威信をかけ優勝を目指して戦います。
私も大学生時代は、母校の明治大学で、四年連続で出場させて頂きました。大学一年生のときには、先輩方とともに戦い優勝することができました。そのときは、先輩方がとても強く、頼りになる方ばかりでしたので、私は勝敗を気にせず思いっきり試合をすることができました。
四年生のときに出場した大会は、私にとって共に練習し、共に生活した仲間や後輩達と戦う、大学最後の大会だったので、凄く思い出深く、とても印象に残っています。私が一年生のときに先輩方を頼りにし、思いっきり試合ができたように、四年時には絶対に勝ち、チームに必要な勝利をとる責任がありました。勝利+チームを統率する立場になって迎えたこの大会は、準決勝敗退という結果で終わりましたが、私にとってとてもいい経験となりました。
そんな記憶を思い出しながら大会を視察していると、どうしても四年生の執念や、気迫、様々な想いが目にとまってしまい、私も泣いてしまいそうになりました。惜しくも自分の試合を落としてしまい、悔しがりながらも、チームの選手が戦っている姿を祈るように応援している姿や、今必要な勝利を必死で追いかけ残り数秒でチームに必要な勝利をもぎとる姿、またあと残り数秒で勝利が手から転げ落ち落胆する姿。みんながチームのために戦う姿は、観ているほうも熱くするそんな試合でした。他にも見応えのある試合がたくさんあり、良い刺激を頂くことができました。
講道館杯に向けて選手として結果を求め、日々精進していこうと思います。